キーエンス製「ワイドエリア三次元測定機」を導入しました!
こんにちは。(株)共和工業所です。
このたび、(株)共和工業所ではキーエンス製「ワイドエリア三次元測定機(WM-6000)」を新たに導入いたしました!
今回の設備は2代目となり、従来機の活用実績を踏まえ、より広範囲かつ高精度な測定に対応できるモデルを採用しています。

【特徴】
- ワイドエリア対応
・半径5mまでの大型ワークも一括測定可能
・位置合わせ不要でスムーズに全体をスキャン - 非接触・高精度
・レーザー・白色光によるスキャンでワークを傷つけずに測定
・サブミクロンレベルの高精度測定 - 高速スキャン
・数秒~十数秒でスキャン完了、1分以内で3Dデータ生成
・現場での即時判断を支援 - 簡単操作・自動解析
・CADデータとの自動比較(カラーマップ表示)
・誰でも使える直感的なUI設計(プログラム不要) - 豊富な出力形式
・STL/PLY/IGESなどの3Dデータ形式で出力可能
・計測結果はPDFレポートや画像として保存可能

【できること】
項目 | 内容 | 活用例 |
三次元寸法測定 | 任意の寸法・角度・体積などを自動抽出 | 曲げ・溶接後の精度確認、初品検査 |
CADとの比較解析 | カラーマップで形状差を視覚化 | 交差超過部の即時検出、NG判定 |
摩耗・変形の評価 | 使用前後の形状比較のより摩耗や歪みを数値化 | HARDOX部品の劣化診断・予知保全 |
リバースエンジニアリング | スキャン→STL出力→CAD化に活用 | 図面のない古い部品の再作成 |
トレース性向上 | 測定結果を3Dデータ+レポートで保存 | 品質保証、顧客提出資料の強化 |
試作品の性能評価 | 試作段階で設計とのズレを解析 | STRENX等で試作した軽量部品の評価 |
工程改善支援 | 実測データを工程フィードバックに活用 | 製造精度のバラつき要因の分析 |
【測定データの活用例】
取得した測定データは単なる検査にとどまらず、
- 歪みや反りの定量評価
- 品質記録としての活用
- 成形後の出来栄えの確認
などに役立っています。


【図面化可能!リバースエンジニアリング対応】
現物しか残っていない部品から、3Dデータを取得して図面化することも可能です。
これは「過去製品の再現」「設計図の喪失対応」「補修部品の製作」などにおいて非常に役立ちます。
必要に応じて、CADデータ化・寸法表記付き図面の作成も可能です。

【お客様に提供できるサービス】
- 三次元測定・寸法検査サービス
・加工後の製品を三次元スキャンして「寸法の正確性」を確認
・形状のCADデータとの比較によるOK/NG判定
・初品検査・量産立上げ時の検証に最適 - 変形・摩耗の可視化サービス
・経年使用による摩耗状況や変形の定量化
・新品と使用後品のスキャン結果を重ね合わせ、劣化パターンを可視化
・保全周期の見直しや材質選定のエビデンスとして活用可能 - リバースエンジニアリング対応
・図面がない部品を3Dデータ化(STL等で出力)
・製品の再製作・金型設計・3D CAD化への橋渡し - 品質保証書類の高度化
・測定レポートに3D画像やカラーマップを添付
・視覚的に説得力のある納品仕様書

【今後の活用とお客様へのご提案】
この設備により、より高度な検査や再現のご相談にも対応可能になりました。
「図面が少なくて困っている」「曲面の変形を確認したい」などのお困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。